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大原 重輝 院長
オオハラ シゲキ
SHIGEKI OHARA |
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おおはら眼科 |
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出身地:東京都 |
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出身大学:弘前大学医学部 |
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趣味:美術鑑賞 |
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好きなこと:ドライブ |
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好きな場所:隅田川 |
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好きな言葉・座右の銘:「人間万事塞翁が馬」 |
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■両親からの贈り物を長所として |
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子どもの頃は身体が強い方ではなく、ちょっと外に出ただけで風邪をひいたり、すぐに高熱を出して寝込んだりしていました。アデノイドや扁桃腺が根本にあったのですが、息がしづらくなるほどの状態になり、手術を受けたのです。今振り返りますと、その経験が大きな転機だったように思います。苦しかった時に医療に助けられたという実感が強く、「自分もいつか人の役に立つ仕事がしたい」と思うようになったのが、医師を目指す原点でした。
学生時代、さまざまな診療科を回る中で、自分が細かい作業に向いていることに気づきました。あるとき、手術の模擬練習をした際に手がまったく震えず、先輩の医師から「これは親から受け継いだ特性だ」と言われたのです。身体が弱く、親に心労をかけてきた分、持って生まれた特技を生かして恩返しができればと、眼科医の道を選んだのです。
医師としてのキャリアは、北海道の過疎地域でスタートしました。100キロ圏内に眼科医が自分しかいないような場所で、当時はいくつかの診療所を掛け持ちして診療していました。「自分しかいない」という状況で得られたものは多かったと思います。その後、東京・御茶ノ水の井上眼科での勤務を経て、2007年に『おおはら眼科』を開院いたしました。地域の方々に支えていただき、18年が経ちました。かつて子どもだった患者さんが、今は自分の子どもを連れて来てくれるようになって、本当に感慨深いですね。 |
■なんでも聞いてもらえるように |
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診療の中でいちばん大事にしているのは、「患者さんにきちんと理解してもらうこと」です。必要な検査はすべて行ったうえで、検査結果をもとに視覚的にもわかりやすい説明を心がけています。モニターに映して一緒に見ながら話すことで、目の状態や治療内容について、患者さん自身が納得できるようにと考えています。
特にお子さんの近視治療に関しては、医学的なアプローチと生活習慣の両面からサポートしています。眼軸長を測定する機器(MYAH)を用い、目の成長に応じた治療の進め方を判断しており、近距離作業や外遊びの記録なども取り入れて、生活リズムの改善を一緒に進めていきます。まずはできることから少しずつ、というスタンスです。自分の目に関わることだからこそ、不安や疑問が多いと思うんですよね。だからこそ、何でも聞いてもらえるような雰囲気づくりを心がけています。 |
■より正確で負担の少ない白内障・硝子体手術を |
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当院の白内障手術では、できるだけ切開面が小さくなるよう心がけ、短時間で終わるような方法をとっています。その一方で精度にはこだわっており、乱視矯正ではデジタルガイダンスシステムを導入し、手動では合わせづらい軸の位置を1度単位で調整することが可能になっています。これにより、術後の見え方にかなり差が出てきます。また軽度の乱視でも、必要と判断される場合は乱視矯正用のレンズを使用しています。手術の手間は増えるのですが、患者さんの⾒え⽅の質を最優先に考えてのことです。両眼同時手術にも対応しており、眼帯を使わずにゴーグルで帰宅できるような配慮もしています。患者さんの負担軽減につながるので、今後も広めていきたいと思っています。 |
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■緑内障や近視の抑制治療にも注力 |
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白内障以外にも、緑内障や近視抑制治療にも力を入れています。
緑内障は「静かに進行する病気」と言われていて、自覚症状がほとんど出ないまま視野が狭くなっていくケースが多い病気です。一度悪くなると元には戻ることはありませんので、40歳を過ぎたら一度検査を受けることをおすすめしています。当院では複数の機器を用いて、多角的に状態を調べた上で、正確な診断と適切な治療を行うよう心がけています。
前述した近視の抑制治療に関しては、薬やコンタクトレンズによる治療だけでなく、最近ではレッドライト治療も取り入れています。これはおそらく葛飾区内では当院だけが提供している方法で、他の治療と組み合わせることで、より高い効果を期待できます。 |
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■これから受診される患者さんへ |
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「目のこと」は、ちょっとした違和感でも不安になりやすいものですよね。特に小さいお子さんの視力や、親御さん自身の加齢による変化など、気になるタイミングは人それぞれ違うと思います。でも、気になることがあったら「こんなこと聞いてもいいのかな」と思わずに、気軽に相談してもらえると嬉しく思います。
昔とは違い、近視の進行を抑える治療法も増えてきました。お子さんの将来の視力を守るためにも、早めにチェックすることをおすすめします。今の医療でできることを一つひとつ丁寧にお伝えいたします。これからも地域の皆さんの「かかりつけの眼科医」として、安心して通っていただけるよう努めていきます。
※上記記事は2025年5月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。 |
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