|
|
 |
|
|
 |
|
|
 |
|
|
 |
|
|
|
 |
 |
志田 祐次郎 院長
シダ ユウジロウ
YUJIRO SHIDA |
|
 |
 |
かなまち志田歯科 |
|
 |
 |
出身地:東京都葛飾区金町 |
|
 |
 |
出身大学:日本大学松戸歯学部 |
|
 |
 |
趣味:ゴルフ、サッカー |
|
 |
 |
好きなこと:「家族と一緒に過ごすこと」「F1観戦」 |
|
 |
 |
好きな観光地:瀬底島(沖縄) |
|
 |
 |
好きな言葉・座右の銘:「愛と誠実と感謝と志」 |
|
 |
 |
|
|
|
 |
 |
| ■理想の歯科医療を実現すべく、歩んできた道 |
 |
学生時代はサッカーに熱中し、ケガを通じて医療の現場に触れる機会が多くありました。治療を受けるたびに医療の力を感じ、「自分も誰かを助ける仕事に就きたい」と思ったのが出発点でした。その後、歯学部に進学し、研修医として臨床の現場に立ったとき、医療という仕事の奥深さをあらためて感じました。特に国保旭中央病院の口腔外科でお世話になった時期には、医師の先生方と密に連携しながら、多くの症例に向き合いました。外科的な処置の重要性や、命に関わる医療の現場に身を置くことで、治療に対する責任感が強く培われたと思います。
当院では院内循環型のエピオスシステムを導入し、すべての給水から次亜塩素酸水が供給される環境を整えています。次亜塩素酸水は、細菌やウイルスを不活化させる効果が高く、外科処置後の治癒を促進するうえでも非常に有効です。このシステムの導入などは、口腔外科で培われた治療に対する責任感の現れの一環であり、外科を経験した者として「当然あるべき」と考えた結果です。患者さんにとっても、安心して治療を受けていただける大きなポイントになっていると思います。
病院勤務を経て、一般歯科の診療にも携わるようになり、徐々に地域に根ざした医療の形に惹かれていきました。そんな中で、両親も高齢になり、「自分の手で理想の診療を形にしたい」と考えるようになりました。そうして準備を重ね、2020年5月12日、『かなまち志田歯科』を開院しました。この日は偶然にも両親の結婚記念日であり、私にとっても特別な日となりました。 |
|
|
| ■“歯医者に会わない歯医者”を目指して |
 |
私が理想とするのは、「歯医者に来ても、歯医者に会わなくてすむ」クリニックです。少し変わった言い方に聞こえるかもしれませんが、患者さんが私の治療を必要としなくなる状態こそ、本当の健康だと考えています。
歯科医師は、どうしても「削る・詰める」といった“治す人”という印象が強い存在です。しかし本来、歯を守る主役は歯科衛生士であり、患者さんご自身です。当院では予防を中心とした通院の仕組みを整え、衛生士がしっかりとサポートできる環境づくりに力を入れています。
実際、治療が必要になった際も、再治療を防ぐことを徹底しています。虫歯を染色して完全に取りきり、接着力の高い材料を選び、細部まで妥協せず仕上げる。その一つひとつの積み重ねが、長期的に健康な口腔環境を保つ鍵になると信じています。 |
| ■「一度で終わらせる治療」と、治療の「見える化」の推進 |
 |
私が常に意識しているのは、「同じ歯を何度も治療しない」ということです。歯は削るたびにダメージを受けますから、できる限り一度で確実に治療を完結させることを重視しています。そのためにも欠かせないのが、セレックシステムです。セレックは、歯をスキャンしてその場で精密な修復物を作製できるデジタルシステムで、型取りや仮蓋が不要で、治療の精度が高いのが特徴です。治療中の汚染リスクを減らし、短期間で仕上げることができるため、再治療の可能性を大幅に低減できます。こうした一つひとつの工程を丁寧に行うことで、当院では自身が手がけた歯の再治療率はほぼゼロに近い状態を維持しています。
さらに、すべてのユニットにはカメラを設置し、術前・術中・術後の写真を撮影して患者さんに説明しています。見えない部分を「見える化」することで、患者さんの理解度が上がり、納得して治療を受けていただける環境が整います。結果として、患者さん自身のデンタルIQ(歯科への理解度)も高まり、予防への意識が育っていくと感じています。 |
|
| ■口腔外科出身としての強みと、歯周病への取り組み |
 |
もともと口腔外科出身ということもあり、親知らずの抜歯には相応の自負を持っています。難症例にも対応しており、そのニーズも多く寄せられています。ただ、歯を守るという観点では、抜歯よりも歯周病治療の重要性を強く感じています。歯周病は、罹患数が非常に多く、歯の喪失原因の大部分を占める疾患です。開業してからは、歯周病の正しい診療を行うことが地域医療の柱になると考え、改めて専門的に学び始めました。
現在は、日本歯周病学会の認定医取得に向けて研鑽を積み、スウェーデンなど海外の先進的なGBT(Guided Biofilm Therapy)の考え方も取り入れており、歯面を傷つけないクリーニング機器「エアフロー」を用い、歯科衛生士が丁寧にケアを行っています。治療中心の医院ではなく、歯を削らない・守るための通院を継続していただけるような体制を整えています。 |
|
| ■これから受診される患者さんへ |
 |
歯医者さんは、一見どこも同じように見えるかもしれませんが、実際には治療の精度や考え方に大きな違いがあります。私は常に「自分が受けたいと思える治療を患者さんにも提供する」ことを心がけています。時間がかかっても、どんなに忙しくても、ひとつの歯に対して誠実に向き合うこと――それが歯を長く守るために必要な姿勢だと思っています。みなさんには、ぜひ、“ご自身のために”歯科医院をしっかり選んでいただきたいと思います。目先の治療だけでなく、将来を見据えて信頼できる医院と出会うことが、結果的に歯を長持ちさせ、人生の質を高めることにつながります。私たちは、治療の必要がない状態を目指すことこそが理想だと考えています。患者さんがいつまでも健康な歯を保ち、「歯医者に会わなくてもよい」状態で過ごせるよう、これからも真摯に診療を続けてまいります。
※上記記事は2025年10月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。 |
|
|
|
|
|
 |
|
|
|
|
|
|