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                                        |  | 安倍 千之 院長
                                          アベ チユキ CHIYUKI ABE
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                                  |  |  
                                  | 
                                      
                                        |  | 安倍内科医院 |  |  
                                  |  |  
                                  | 
                                      
                                        |  | 生年月日:1941年11月14日 |  |  
                                  |  |  
                                  | 
                                      
                                        |  | 出身地:東京都 |  |  
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                                  | 
                                      
                                        |  | 血液型:A型 |  |  
                                  |  |  
                                  | 
                                      
                                        |  | 趣味・特技:ゴルフ |  |  
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                                  | 
                                      
                                        |  | 好きな本・愛読書:患者さんの職業に関連する書籍を読む |  |  
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                                  | 
                                      
                                        |  | 好きな言葉・座右の銘:日々是好日 |  |  
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                                  | 
                                      
                                        |  | 好きな音楽:カントリーウエスタン |  |  
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                                        |  | 好きな場所・観光地:地元である葛飾区界隈 |  |  
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                                  | ■医師を志したきっかけ、開業に至るまでの経緯を教えてください。 |  
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                                  | 高校生の時に東北大学の医局にいた叔父に「医者になれ」と言われたのがきっかけです。どうして叔父がそんなこと言ったのかわかりませんが、とにかくそれで医者をめざそうと思いました。小学生時代はずっと級長をやっていたので、人の世話をしたり、面倒をみるのがもともと好きだったんでしょうね。自分の性格にも合っているような気がしました。進学した順天堂大学では内科を専攻し、なかでもリウマチの研究をされていた先生のもとでお世話になりました。まだ、リウマチは治らない病気とされていた時代です。先生は非常にご苦労されながら研究に取り組んでいました。そんな先生の意志を受け継ぎながら、私もこの歳になるまでずっとリウマチの研究を続けているというわけです。 大学卒業後はカリフォルニア大学やイリノイ大学でも研究を重ね、帰国後に墨東病院の内科で医長を務めた後、1985年に当院を開業しました。普通の内科系疾患で受診される患者さんも大勢いらっしゃいます。
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                                  | ■リウマチとはどのような病気ですか? |  
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                                  | リウマチは手足の指や肘、膝などの関節が炎症を引き起こし、放っておけば関節の機能障害や全身疾患を引き起こす病気です。関節が痛みと伴に腫れ上がり、少し水をもったようにブヨブヨするのが特徴ですね。実は、どうしてリウマチになるのか、その原因はまだわかっていないんです。1942年に見つかったばかりの病気ですから、まだまだ研究の歴史が浅いんです。 リウマチはアレルギーの一つに分類されるのですが、一口にリウマチ性疾患といっても120以上に分類されます。ですから、触診、レントゲン、超音波による初期の診断が大切になります。症状が進行しているとレントゲンでは骨が溶け、虫喰いのような状態になっているのが確認されます。2010年にはリウマチの新たな診断基準が作られました。現在はそれに基づいた早期の診断が推奨されています。
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                                  | ■患者さんは遠方からもいらっしゃるということですが。 |  
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                                      	                                          |  リウマチの専門医はまだまだ少ないのが現状です。区内でも私を含めて数人しかいません。そのため、最近はインターネットで調べて、わざわざ遠方からご来院いただくケースが増えてきました。これまでも仙台や岐阜、新潟からいらっしゃいましたね。 私は、日本リウマチ実地医会というリウマチに関する治療研究活動を行っている開業医の集まりに参加しています。遠方からご来院いただいた患者さんには実地医会の信頼できる専門医をご紹介し、引き続き地元で治療が受けられるように配慮しています。
 リウマチの治療は薬が中心ですが、先程も申しましたが初期診断をしっかりと行い、正しく治療を続けていけばほとんどの場合は改善できます。少しでも疑いのある方は遠方でも結構です。ぜひお早めにご来院いただきたいですね。
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                                  | ■リウマチの研究はこれからも進みそうですか? |  
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                                      											  | もちろんです。私たち日本リウマチ実地医会のメンバーも精力的に研究を進めています。例えば「3剤併用療法」という3つの薬剤を併用する治療法を1995年に論文化し、すでに患者さんにも提供しています。 リウマチは生物学的製剤の登場によって治せる病気になりました。しかし、生物学的製剤はすべての患者さんに対して有効ではなく、しかも高価な薬なんです。サラゾスルファピリジン・メトトレキサート・ブシラミンの3剤を併用すれば価格を抑えられる上、これまで通りの治療効果が期待できます。
 このように現在は治療法の確立を中心に研究を重ねていますが、今後はリウマチ発症の原因を解明することもできるでしょう。リウマチの患者さんは今後の研究成果を大いに期待していただきたいですね。
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                                  | ■最後に地域の皆様にメッセージをお願いします。 |  
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                                      											  | リウマチというのは年寄りの病気だと思われている方が多いと思いますが、実は30代、40代の働き盛りの方に発症する例が増えています。また、原因がわからないため予防することができません。ですから、早期発見、早期治療が何よりも重要な病気なんです。 ただ、若い方はまさか自分がリウマチになるとは思っていませんから、専門医にかかるまでに遠回りをしてしまうことがあるんです。もし現在、原因不明の関節痛に悩まされている方は、一度リウマチ性疾患を疑ってみてはいかがでしょうか。少しでも思い当たる方は、ぜひ一度ご相談ください。
 
 ※上記記事は2013.3に取材したものです。
 情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
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