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わたクリニック

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首藤 真理子 緩和ケア部長
インタビュー
首藤 真理子 緩和ケア部長 ストウ マリコ
MARIKO SHUTO
わたクリニック
出身地:大分県
趣味:読書
好きな本・作家:歴史小説・池波正太郎
座右の銘・好きな言葉:春風駘蕩
好きな音楽:クラシック、ジャズ
好きな場所:
■おじいちゃんの面影を追いかけて
医師だった祖父は、大分県の山沿いの地域で診療所を開設し、地域医療に従事していました。戦後間もない時期のこと、患者さんからお呼びが掛かると、舗装されていない道を馬に乗って往診に通っていたそうです。私はそんな話を祖母から聞かされて育ち、いつの頃からか、「おじいちゃんみたいな医師になりたい」と思うようになっていました。
宮崎医科大学を卒業後、2年間の研修を終えた後に、外科を選びました。病院に勤務していますと、がんで手術を受け、残念ながら再発してまた入院をされる方がいます。まだ手が打てる方は良いのですが、病状が進んで現代医学では手の打ちようがなく、悲嘆に暮れる患者さんを多く目にしてきました。その方達の痛みや苦しさ、つらさを少しでも楽にしてあげれないかと思い、たどり着いたのが緩和ケアだったのです。
その後、東京の国立がん研究センター中央病院で緩和ケアを学んでいる時に、茨城県で在宅診療に携わる機会がありました。医師不足が顕著だったその地域において、在宅診療はまた別の意味を持っていました。急な発熱や脱水があり、病院まで連れていくことが困難な方々に対し、その場で処置をおこなえる在宅診療は、地域の医療の支えとなっていたのです。在宅診療に興味を持ったのはそれが最初で、以後、縁あって当院の渡邊院長に出会いました。その後、渡邊院長から誘いを受け、こちらにお世話になることになりました。

首藤 真理子 緩和ケア部長 首藤 真理子 緩和ケア部長

■2002年から始まり、はや15年
『わたクリニック』は2002年に渡邉院長によって立ち上げられました。最初の6年間は本当に先生たった1人での活動で、さまざまな苦労があったと聞いています。その先生の活動が草の根で少しずつ広がっていき、私を含め、「在宅の緩和ケアに取り組みたい」という先生達に浸透し、今では葛飾区に江戸川区、足立区や墨田区の一部でも活動をおこなっています。また、循環器や消化器を専門とする先生など、医師のバックグラウンドも多彩なものとなり、それを生かしながら訪問診療をおこなっています。
当クリニックでは、最後までお家で過ごしたい患者さんのために、医師も看護師も力を尽くしています。私個人は緩和医療の専門医として、特にがんの末期の患者さんの苦しみを和らげながら、最後まで自分らしく過ごしていただくお手伝いが出来ればと思っています。

■ご本人の希望を尊重し、ご家族の方に目を向けていく
首藤 真理子 緩和ケア部長ご本人がどのように過ごしたいかということを尊重することが非常に大切です。ほとんどの方は最後までお家で過ごすことを希望されますが、中には、「いい時間はお家で過ごしたい。でも、家族に迷惑はかけたくないから最後は病院で…」と希望される方もおられます。こうしたケースでは必要になった時に、病院の緩和ケア病棟にすみやかに入院できるように事前に対策をとり、患者さんのご希望に添えるよう配慮をおこなっています。

緩和ケアでは、ご本人のみならずご家族もまた対象となります。訪問診療が始まれば、何をどうすべきか戸惑う方もいらっしゃると思うんですね。日常の注意点に始まり、痛みが出た時にどの薬を使うか、どのような状態になればお電話をくださいといったように、事細かなアドバイスをおこなうようにしています。
「家族は第二の患者」という言葉があります。ご家族はご自分を責めがちで、それが新たな苦しみを生んでしまうことがあります。いずれ大事な家族を失うことがわかっている方の悲しみに寄り添い、時に励ましながら、ご家族がその後の人生を前向きに歩んでもらえるようしっかりとケアしていきたいと思っています。

■小児在宅診療も積極的に手掛けていきたい
今後は心不全や腎不全、あるいは神経難病で寝たきりの患者さん達にもケアを広めていければと考えています。がんではないけれども、慢性の疾患で命がおびやかされているような方々に対しても、緩和ケアを普及させ、少しでも日々の生活を楽なものにしていきたいのです。
また新しい取り組みとして、この秋より小児在宅診療を本格的にスタートさせました。たとえば障害のため、自分では呼吸ができず、人工呼吸器を手放せない状態のお子さんを抱えているお母さん方は相当な負担を強いられています。そうしたお子さんが病院ではなくお家で過ごすことが可能になれば、お母さんの負担を軽減出来ることになります。
私たちは毎年夏、提携している訪問看護ステーションの主催でキッズキャンプをおこなっています。キッズキャンプでは、病気のお子さんだけではなく、そのご兄妹に参加していただいています。ご家族で旅行に赴くのはなかなか難しいのは確かで、このキッズキャンプがその代わりになってくれればと思っているところです。私自身はまだ同行出来ていないのですが、同行したスタッフに聞くと、ご兄妹もすごく喜んでくれているようですね。

■これから受診される患者さんへ
一般論として、病院では“患者さんである”ことから逃れられません。朝6時の検温に始まり、食事の時間も決まっていることがそうですね。それに対してお家では、好きな時にごはんを食べれますし、お孫さんがいらっしゃれば、おじいちゃんやおばあちゃんとしての役割もあります。そのおじいちゃんやおばあちゃんでいられる時は、“患者さんである”ことから離れていられるわけで、それがまた病気に良い影響をもたらすと実感しています。在宅医療の良さというものを少しでも知っていただければと思いますし、「どんなものか…」と悩まれている方がいらっしゃいましたら、まずは在宅ケアを始めてみていただきたいと思います。

人は死と無縁ではいられません。いずれおとずれるその時をどう過ごすかということは、私たちみんなが考えていかなくてはならないことです。緩和ケアの分野では、病院と在宅の差はなくなり、同等の治療が受けられるようになっています。元気なうちはなかなか実感出来ないのは確かだと思いますが、在宅診療の現状を知り、その時に備えていただくことも大切かと思っています。

※上記記事は2017年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。


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